動画マニュアル

3. 【モーター交換】MGZモーター⇒VCモーター

2024-4-3 更新

MGZモーターからVCモーターへの交換手順です。

使用工具

プラスドライバー、モンキーレンチ、ウォーターポンププライヤー、六角レンチ、スナップリングプライヤー(穴用)、絶縁テープ、(マイナスドライバー、バール、プラスチックハンマー)

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  • 作業人数1人
  • 所要時間20分~30分
注意事項
  • 作業を始める前に必ず、MC、コンベヤの電源を切り、コンベヤが完全停止していることを確認してください。重大な事故につながる可能性があります。
  • 作業に適した格好で行ってください。また、保護帽・保護眼鏡・保護手袋・安全靴を着用してください。
  • 不明な点がございましたら、弊社にお問い合わせください。(TEL:076-274-1188)
作業内容
注意事項
STEP1

作業内容

端子台のフタを外す

プラスドライバー

注意事項

STEP2

作業内容

a接点またはb接点のどちらが使用されているか確認する

配線を外す前に、a接点なのかb接点なのかを確認してください。VCモーターに配線する際に必要になります。

例)フロアーコンベヤでL1、L2に配線されている場合は、a接点です。

注意事項

STEP3

作業内容

MGZモーターの配線を外す

プラスドライバー

注意事項

  • 過負荷検知用の信号線がそれぞれL1~L3、R1~R3のどこに繋がれていたか、モーターの動力線がどこに繋がれていたか控えてください。モーター交換後の配線時に必要になります。
STEP4

作業内容

VCモーター配線時に未使用になる配線に絶縁テープを巻く

■フロアーコンベヤの場合
MGZモーターでR1~3へ配線が接続されていた場合は未使用になりますので絶縁テープを巻いてください。また、b接点を使用している場合は、制御盤(中継BOX含む)側の端子台にて短絡が必要になります。

■スクレーパーコンベヤの場合
MGZモーターでL1~3へ配線が接続されていた場合は未使用になりますので絶縁テープを巻いてください。また、b接点を使用している場合は、制御盤(中継BOX含む)側の端子台にて短絡が必要になります。

絶縁テープ

注意事項

STEP5

作業内容

配線のケーブルを外す

モンキーレンチ、ウォーターポンププライヤー

注意事項

  • 外した配線は、クーラント液等が付着しないよう十分注意し、絶縁テープを巻くなどの対策をしてください。絶縁テープを巻く場合は、STEP4で巻いた絶縁テープと区別がつくように巻いてください。
STEP6

作業内容

キャップを外す

はめ込んであるだけなので、マイナスドライバー等でこじって外してください。

マイナスドライバー

注意事項

STEP7

作業内容

ボルトとスペーサーを外す

六角レンチ

注意事項

STEP8

作業内容

MGZモーターを外す

モーターが上手く外れない場合は、安全カバーを取り外し、バールを使ってモーターを外してください。

(六角レンチ、バール)

注意事項

  • モーターは重いので注意してください。
  • モーターを外すと、コンベヤ側の軸に平行キーが残ります。継続して必要になりますので紛失しないように注意してください。
STEP9

作業内容

カバーを固定しているキャップスクリューを付属の皿ボルトとワッシャーに交換する

六角レンチ

注意事項

  • 交換しないとボルトが干渉してVCモーターが取り付きません。
STEP10

作業内容

VCモーターにトルクアームを取付ける

六角レンチ

注意事項

STEP11

作業内容

VCモーターを取付ける

途中、固くなってきたらプラスチックハンマーで軽く叩いて取付けてください。

(プラスチックハンマー)

注意事項

  • モーターは重いので、落とさないように注意してください。
  • プラスチックハンマーで軽く叩く場合はシール部を破損させないように、動画にある軸の差し込み部を叩いてください。鉄ハンマー等の硬いもので叩くと破損、変形に繋がるため使用しないでください。
STEP12

作業内容

スナップリングを取付ける

MGZモーターに使用していたものを再使用してもかまいません。

スナップリングプライヤー(穴用)

注意事項

STEP13

作業内容

ボルトにスペーサーを付け、VCモーターの軸の中心に取り付ける

MGZモーターに使用していたものを再使用してもかまいません。

六角レンチ

注意事項

STEP14

作業内容

クッションリテーナーを取付ける(4つ)

六角レンチ

注意事項

  • クッションリテーナーには、ゴムワッシャ(黒)→ウレタンクッション(黄)の順で取付けてください。
STEP15

作業内容

キャップを取付ける

プラスドライバー

注意事項

STEP16

作業内容

配線のケーブルを端子箱に取り付ける

モンキーレンチ、ウォーターポンププライヤー

注意事項

STEP17

作業内容

STEP2で外した配線をVCモーターに接続する

■フロアーコンベヤの場合
・a接点の場合:MGZモーターでL1、L2に接続されていた配線を95/c、98/aに接続してください。
・b接点の場合:MGZモーターでL1、L3に接続されていた配線を95/c、96/bに接続してください。

■スクレーパーコンベヤの場合
・a接点の場合:MGZモーターでR1、R2に接続されていた配線を95/c、98/aに接続してください。
・b接点の場合:MGZモーターでR1、R3に接続されていた配線を95/c、96/bに接続してください。

プラスドライバー

注意事項

・フロアーコンベヤは正相、スクレーパーコンベヤは逆相で接続してください。MGZモーターとは回転方向が逆になりますので注意してください。

・コンベヤが逆転した場合は、コンベヤの電源を切り、UとWに繋いでいる線を入れ替えてください。

・端子台のU、V、Wがそれぞれ2個あります。繋ぎ間違えることがないように注意してください。

・異電圧仕様、インバーター仕様の場合:U、V、WとL、Nの接続線は不要ですので、取り外してください。(最初から外されている場合もあります。)
※プロテクトリレー用の専用制御電源が必要になります。L・N端子にAC100~240Vの専用電源を供給してください。
※ジャンパ線が配線されている端子台のL、NとU、Vのビスは、共にM3.5を使用していますが、ネジの長さが違うため、専用制御電源を配線する時は、端子のビスを間違えて使用しないように注意してください。端子台が破損する恐れがあります。
※制御電源印加中は過負荷検知の異常信号が保持されますので、保持を解除する場合は3秒以上制御電源を遮断してください。

 

STEP18

作業内容

フタを取付ける

プラスドライバー

注意事項

・アース端子台がケーブル引き込み口側になるようにフタを取付けてください。間違った方向で取付けた場合、アース端子台が基盤に接触して破損する恐れがあります。

・過負荷検知時に正転・逆転を瞬時に行うような制御になっている場合:正・逆の切り替え時間は2秒以上確保するようにしてください。基盤内の電源がなくなるまで保持がかかっています。(この時間が短いと、回転方向切替えにて過電流を検出し、異常と判断してしまいます。)

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